「クラブ史上最高の監督」
FCバルセロナは、多くの有名な監督を輩出してきました。
その中で最高の監督は誰でしょうか?以下は、クラブ史上最高の監督として広く認められている人物を紹介します。
私が思うクラブ史上最高の監督ランキング
歴代監督一覧【現在まで】
まずは、歴代監督を振り返って見ていきましょう。(1980年代までまとめます)
名 前 (就任期間) | 成績 | メッシの活躍 | その他 |
シャビ・エルナンデス (2022-現在) |
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ロナルド・クーマン(2020-2022) | 国王杯1回 | メッシ47試合38ゴール16アシスト→退団 | |
クインク・セティエン(2020) | メッシ24試合15ゴール19アシスト | ||
エルネスト・バルベルデ (2017-2018) |
リーガ2回 (2017/18, 18/19) 国王杯1回 (2017/18) |
メッシ124試合112ゴール51アシスト | |
ルイス・エンリケ(2014-2017) | リーガ2回 (2014/15, 15/16) チャンピオンズ1回 (2014/15) 国王杯3回 (2014/15, 15/16, 16/17) クラブ・ムンディアル1回 (2015) |
メッシ158試合153ゴール76アシスト | |
タタ・マルティノ(2013-2014) | メッシ46試合41ゴール15アシスト | ||
ティト・ビラノバ (2012-) |
リーガ1回 (2012/13) | メッシ35試合42ゴール13アシスト | 2014.4耳下腺腫瘍のため45歳でビラノバ死去 |
ペップ・グアルディオラ (2008-2012) |
リーガ3回 (2008/09, 09/10, 10/11) チャンピオンズ2回 (2008/09, 10/11) 国王杯2回 (2008/09, 11/12) クラブ・ムンディアル2回 (2009, 2011) |
メッシ219試合211ゴール92アシスト | |
フランク・ライカールト (2003-2008) |
リーガ2回 (2004/05, 05/06) チャンピオンズ1回 (2005/06) |
メッシ110試合42ゴール26アシスト | ロナウジーニョ大活躍 |
ラドミル・アンティッチ (2003-2004) |
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カルロス・レク二ック (2000-2003) |
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ロレンソ・セラ(2000) | |||
ルイ・ファン・ハール (1997-2000) |
リーガ2回 (1997/98, 98/99) 国王杯1回 (1997/98) |
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ボビー・ロブソン(1996-1997) | レコパ1回 (1996/97) | ||
ヨハン・クライフ (1988-1996) |
チャンピオンズカップ1回 (93/94) レコパ1回 (1988/89) リーガ4回 (1990/91, 91/92, 92/93, 93/94) 国王杯1回 (1989/90) |
後の監督となるロナルド・クーマンやジョセフグラウディオラも、在籍 | |
ルイス・アラゴネス(1987-1988) | 国王杯1回 (1987/88) | ||
テリー・ベナブレス(1984-1987) | リーガ1回 (1984/85) |
最高な監督(1位~4位)を挙げます。
ヨハン・クライフ(1位)
バルセロナの監督としてのみならず、選手としても多大な功績を残したヨハン・クライフは、多くのファンからクラブ史上最高の監督と見なされています。クライフは、1988年から1996年にかけて監督を務め、クラブをリーグ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回、さらにはクラブ史上初のヨーロッパカップウィナーズカップ優勝に導きました。当時のバルセロナはバルセロナの攻撃的なパスサッカー(引いて守ることなく、常に前のめりで、取られたらすぐに取り返すスタイル)の礎を作った偉大な監督です。
その時代ではほぼ廃れつつあったウイングを起用し、中盤には守備力よりもテクニックや展開力のある選手(ピボーテなど)を配置することで、ボールポゼッションを戦術の中核としながら「魅せること」と「勝つこと」を同時に実現したと評されています。
ペップ・グアルディオラ(2位)
2008年から2012年にかけて監督を務めたペップ・グアルディオラは、クライフに次ぐ最高の監督と見なされています。グアルディオラは、クラブをリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝2回、さらにはクラブ史上初のセクスタブ(6冠)に導きました。グアルディオラは、攻撃的なサッカーを好み、チームを攻撃的なスタイルに転換し、リオネル・メッシをトップ下として再配置し、クラブを新しい時代に導きました。
選手に対して、日常生活から厳しい管理を徹底し、ロナウジーニョなど主力選手に対しても厳しい対応をしたことで有名です。緻密な戦術と選手の徹底管理で、ペップが監督をしていた時期がバルサの最強時代と言われています。
個人的には、メッシ・イニエスタ・シャビのパス連携も素晴らしかったですが、メッシ・ネイマール・スアレスの攻撃も他を圧倒していたと思います。
フランク・ライカールト(3位)
1990年代半ばから1996年にかけてバルセロナを率いたフランク・ライカールトは、バルセロナのスタイルを攻撃的で技術的なものに変え、バルセロナをリーグ優勝2回、コパ・デル・レイ優勝1回、そしてUEFAカップウィナーズカップ優勝1回に導きました。また、彼は、ロマーリオとストイチコフという2人の南米のスター選手を引き入れ、彼らを欧州のスター選手と組み合わせることで、バルセロナの攻撃的なプレーをより強化しました。
ティト・ビラノバ(4位)
2012年にバルセロナの監督に就任したティト・ビラノバは、わずか1シーズンでクラブをリーグ優勝、スーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝、そしてUEFAスーパーカップ優勝に導きました。彼は、前任者のペップ・グアルディオラから引き継いだバルセロナの攻撃的なスタイルを維持しながら、若い選手を積極的に起用し、クラブの伝統的なスタイルを受け継ぎました。しかし、ビラノバは健康問題により、わずか1シーズンで監督を退任することとなりました。
その他の素晴らしい監督
ライムンド・クルト
ライムンド・クルトは、バルセロナの監督として、1988年から1991年にかけてリーグ優勝2回、カップ優勝1回、UEFAカップウィナーズカップ優勝1回を果たしました。彼はまた、バルセロナの伝統的な4-3-3フォーメーションを復活させ、オランダのトータルフットボールを導入しました。
ルイス・ファン・ハール
1997年から2000年にかけてバルセロナの監督を務めたルイス・ファン・ハールは、クラブをリーグ優勝2回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝1回、そしてUEFAスーパーカップ優勝1回に導きました。彼は、クラブに多くのタレントをもたらし、オランダのトータルフットボールを導入し、攻撃的でスピーディなスタイルを築き上げました。
ラドムル・アンドラーシ
1958年から1961年にかけてバルセロナを率いたラドムル・アンドラーシは、クラブをリーグ優勝1回、コパ・デル・レイ優勝1回、そしてインターシティーズ・フェアーズカップ優勝1回に導きました。また、彼はフランシスコ・セコ・リサルテという若い選手を育成し、バルセロナの攻撃的なスタイルを完成させるための基盤を築きました。
ルイス・エンリケ
2014年にバルセロナの監督に就任したルイス・エンリケは、バルセロナをリーグ優勝2回、コパ・デル・レイ優勝2回、そしてUEFAチャンピオンズカップ優勝1回に導きました。彼は、攻撃的なスタイルを維持しながら、守備の強化にも取り組み、クラブを成功に導きました。また、彼は、メッシ、スアレス、ネイマールという攻撃トリオを率いて、バルセロナの攻撃力を強化しました。
エルネスト・バルベルデ
2017年にバルセロナの監督に就任したエルネスト・バルベルデは、わずか1シーズンでクラブをリーグ優勝、コパ・デル・レイ優勝、そしてスーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝に導きました。彼は、攻撃的なスタイルを維持しながらも、守備の強化にも取り組み、クラブを成功に導きました。また、彼は、若い選手を積極的に起用することで、クラブの未来に向けた取り組みも進めました。
シャビ・エルナンデス(現監督)
シャビ・エルナンデスは、バルセロナの元選手であり、2022年にクラブの監督に就任しました。彼は、選手としてバルセロナで17年間プレーし、クラブの象徴的な存在として多くのタイトルを獲得しました。シャビは、選手としても指導者としても、攻撃的なプレースタイルを好み、パスを中心としたプレーを特徴としています。彼は、2022年にバルセロナの監督に就任し、若い選手の育成や、攻撃的なスタイルを維持しながら、守備の強化にも取り組んでいます。
ロナルド・クーマン(前監督)
ロナルド・クーマンは、バルセロナの元選手であり、2020年にクラブの監督に就任しました。彼は、選手としてバルセロナで6年間プレーし、クラブの歴史に名を刻む活躍をしました。クーマンは、攻撃的なスタイルを好み、守備の強化にも取り組む監督として知られています。彼は、2021年にクラブをコパ・デル・レイ優勝に導きましたが、2021-2022シーズンは成績不振により解任されました。
まとめ
皆さんは、バルセロナのクラブ史上最高の監督は誰を思い浮かべますか?
クライフ、グアルディオラ、ファン・ハールは、クラブの成功に大きな貢献をしました。これらの監督は、クラブの文化、スタイル、哲学を確立し、バルセロナが世界的なトップクラブに成長するための基盤を築きました。
☆最後までお読み頂きありがとうございました☆
【追記】
お子様向けオススメのサッカースクールをご紹介します。
どんな有名選手(監督)も、ルーツは子どもの頃の遊びからだと思います。
サッカーは、身体だけでなく心(皆との協力)も育ててくれる最高のスポーツです!
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